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普通鋳鉄・ダクタイル鋳鉄

技術・品質管理

 

菅沼のものづくり

常に一定した品質レベルの製品を、安定してお届けする。
これが弊社のものづくりに対しての考え方です。

4つの柱

1ton炉2基を交互に出湯。
湯待ち無しで取鍋が冷めず安定した製品作りを実現。

高周波誘導炉弊社ではパソコンで電気炉を制御する、インテリジェントシステムを採用しています。このシステムにより今まで人の勘や経験に頼っていた難しい温度、重量、材料配合などの管理をパソコンと電気炉で制御します。このインテリジェントシステムにより電気炉は常に最適な状態で稼働することでき、高品質な製品を安定して供給することができます。

技術1

1温度管理

今まで人の勘に頼って行っていた難しい温度上昇などの温度管理を、インテリジェントシステムのパソコンによる自動制御で、ターゲットとなる最適温度に常に設定可能となります。

2重量管理

間違いが生じやすかった人による複雑な重量計算を、インテリジェントシステムのパソコン内で加算していくことによって、狙った重量に素早く、確実に持っていくことが可能となります。

3材料配合管理

材質ナンバーを入力することによって、自動で材質の配合分量表示ができ、材料配合を適切に管理できます。

技術

技術

取鍋200kgクラスで自動注湯機をいち早く導入。
小、中型鋳物製品において品質安定を実現します。

自動注湯機自動注湯機は、熟練注湯者の作業を自動化、経験、技術力の違いによる製品のばらつきをなくし品質の一定した鋳物を生産します。
弊社では、取鍋200㎏クラスで自動鋳湯機をいち早く導入しました。取鍋200kgは大きすぎず小さすぎない大きさのため、溶湯の温度が下がりきる前に注ぎきることができ不良発生が少く小・中型鋳物製品において品質の安定化を実現しています。また、製品ごとに設定した鋳込み重量で注湯を実施し、より高い品質の鋳物製品をお届けすることが可能です。

技術4

1熟練者の注湯を自動化

熟練した注湯者の温度、注湯量などの作業を注湯機に覚えこませ、正確で安定した自動注湯で品質の一定した鋳物を生産します。

2ロードセルにより溶湯重量の変化を測定

ロードセルによる自動注湯制御で、常に注湯重量を測定、1枠毎の重量を測定し、保存を行っています。

3製品毎に設定した鋳込み重量で注湯を実施

枠重量を設定することにより決まった重量の注湯が可能となり、より高い品質の鋳物製品をお届けします。

43軸を同時にサーボモーターでコントロールし、注湯流線を一定に制御

取鍋の傾動・上下・前後の3軸を同時にサーボモーターで制御しブレの少ない注湯を可能にし、安定した製品を生産します。

5通常より冷却時間を長くし、製品の品質安定と向上に努めています。

冷却ゾーンを長くすることにより”はやばらし”で生じる変形や、硬度上昇、亀裂発生を抑制して製品の品質向上に努めています。

技術

技術

高品質、高精度の製品をお届けするために
社外鋳物専門家と社内技術者で、製品作りの技術研究を日々重ねております。

技術力の向上顧客に高い品質の製品をお届けするために、弊社では常に技術力向上に努力しています。毎月鋳物専門家の工学博士との交流で新技術の開発や問題の解決を図り、製品作りにいち早く反映させています。また、凝固シミュレーションで製品作りにおける問題箇所を予想、把握し事前に対処しています。

技術

1試作前のシミュレーションにより問題箇所を予想、把握し、事前に対処する

図面から凝固シュミュレーションにより引け巣箇所を予測し方案の決定を行い、開発期間の短縮、品質向上が可能となりコスト低減に効果を発揮します。

2問題解決、歩留まり向上の技術論文で2016年日本鋳造協会技術賞獲得

弊社代表取締役社長菅沼喬央が押湯形状についての論文、「Bottom up feeder 」で2016年日本鋳造協会技術賞に選出されました。

3鋳物専門家との技術交流で問題解決

弊社では技術問題や解決法等、さまざまな技術的項目において、月に一度鋳物専門家の工学博士との技術交流や相談で常に技術力のアップを図っています。

4鋳物技能士、鋳物技師、JIS品質管理監督者資格取得者を有する技術力の高さ

弊社代表取締役社長菅沼喬央が鋳物技能士、鋳物技師、JIS品質管理監督者を取得し、品質向上にむけ努力しています。

2016年日本鋳造協会技術賞表彰式
2016年日本鋳造協会技術賞表彰式

鋳物専門家との技術交流
鋳物専門家との技術交流

凝固シミュレーション
凝固シミュレーション

可変する諸条件のもとで、発光分光分析機、球状化測定器等により
常に安定した品質を保つ製品を供給するための、徹底した品質管理

品質管理弊社では何種類もの品質管理の装置を使用して、常に安定した製品作りをめざしています。
高精度での元素分析とグラフ化による管理、また、配合割合及び注湯前測定温度を見える化して、溶解、注湯、造型の各担当が情報を共有、各々に注意喚起することで品質の向上につなげています。

品質

1島津PDA-7000により元素を高精度で分析し、管理をグラフ化

島津PDA-7000は放電プラズマにより試料中元素を蒸発気化励起、得られる元素、元素固有の輝線スペクトルの波長を定性、発光強度から定量を行う装置。元素ごとにグラフ化を可能にします。

2超音波による球状化測定器による品質管理

超音波の跳ね返りの速さを測定し、迅速な球状化判定ができます

3自動注湯機で作業者による注湯不良を低減、一定化。品質の安定化を図る

人の手による手注湯では、どうしてもためらい等が発生し注湯が安定しません。自動注湯機による注湯では常に安定した注湯作業が可能になります。

4配合割合、温度を見える化し、常に品質管理をするインテリジェントシステム

作業者が効率的な作業と段取りを可能にするために、材質をパソコン入力することで配合割合が表示されるシステムです。
注湯前測定温度の見える化で、溶解注湯、造型の各担当者が同じ情報を共有でき、注意喚起を促す事で品質向上につなげています。

5温度計無線ランシステムで情報共有。経験にたよらない一定品質製品化の実現

注湯温度を計測した数値が温度計無線ランシステムにより、数字として見える様に表示されます。このことにより社内で数値の情報を共有でき、経験年数の多少に関わらず担当技術者誰でもが一定品質の製品化が可能になります。

6ブルネル硬度計よる硬度基準チェック

ロット毎ブルネイ硬度計により計測を行い、硬度基準を満たしているかをチェックしています。

発光分光分析機
発光分光分析機1

 
発光分光分析機2

 
発光分光分析機3

球状化測定器
球状化測定器

ブルネル硬度計
ブルネル硬度計

インテリジェントシステム
球状化測定器

温度計無線ラン
ブルネル硬度計


ISO取得と社内独自の品質管理法で安心・信頼の製品を。

弊社では国際品質規格ISO9001を取得しています。
多種多様な鋳物製品を安定した品質で製造、タイムリーに安くお届けすることを通じて愛知の物づくり産業及び社会貢献していく目的で取得しました。
高い品質目標を設定しそれを確実に実行、また定期的に見直しを繰返すことで顧客ニーズに的確に応え、期待を超える製品作りに努めています。
また弊社では型への注意札、注湯時の札、仕上げの確認札、在庫表示の明示等、社内独自の品質管理法を実施しすることで、より徹底した品質管理を実施しています。

ISO9000

品質方針

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